ブログのアップが遅れてしまってます。
なので先週の後記がまだUPできないまま
今週の後記を先に書いちゃいます。(汗)
3月最後の木曜日でもあった31日・・・R135を熱海に向けて走る伊豆の風景は、
雲が多い空から時々陽が射してくる白い一日でした。
伊豆高原から熱海までのドライブはおよそ50分・・・
見慣れた景色・・・走り慣れたワインディングロード・・・
とっても気分がいいんですよ。
途中で吉田のマックでランチメニューをテイクアウト・・・
しっかしこの日は人がいっぱいですっごい時間がかかりました。
震災に伴う自粛ムードと計画停電の影響で
ここのところ寂しかった伊豆に人が戻ってくれつつある。
ちょっとホッとさせてくれる雰囲気。でも生放送に遅れるとまずいのでちょっとハラハラ・・・
東北関東大震災が起きて20日が経過・・・
津波の恐怖に満ちたテレビ報道も次第に少なくなってきましたが、
被災地はまだまだ大変な状況です。
被災された皆さんにまっすぐに想いに向けて
自分の出来ることを考えたいのに、
そこに
原発の危機が加わって・・・
こんな社会情勢は僕も初めての体験です。
海外では、悲惨なありさまの中にあっても、
秩序を保って苦難に対応している
日本人の特性を称賛するような報道などもあり、
悲しい出来事に面しながらも
日本人が共通して内に宿している
心のカタチのようなものを見つめ直したような気になったり・・・はたまた原発危機に伴う情報提供のされ方が不十分にも関わらず、
基本的に「公」というものを信頼する姿勢に敬意と危うさを感じたり・・・ここ数日間・・・いろいろと考えさせられました。
第二次大戦後の焼け野原・・・そして阪神淡路大震災・・・
日本が直面し乗り越えてきた幾つかの焦土の風景があります。
打ちのめされ、どうしようもなく混乱し、とにかく黙り、
すべての動きが止まってしまってもおかしくはない・・・
そんな時に、人は人々として輪を成して、
こちらから離さなければ決して手放されることのない手が
確かにこの日本人の社会の中にはあるのだという信頼が、
そんな歴史の積み重なりの中で強さを増し、
時代から時代へと受け継がれてきたのかもしれません。
日本を信じよう・・・がんばろうう日本・・・口に出してそう言うかはともかく、
誰もがそう思っているのではないでしょうか。
それでも・・・混乱はあります。
判断に迷って動きがとれなくなることだって・・・
何処の場所も同じかもしれませんが、伊豆のこの春も、
あわや沈黙の春となってしまいかねない様子がありました。
観光地のウィークポイントを突かれたかのような計画停電・・・
様々な感情や思惑を気にすることを
暗に要求されているかのような自粛という枷・・・
(誰かに要請された時点で「自粛」は自粛とは言えなくなりますが)
でも、今年も変わらずにまもなく
桜は咲き、
山々も街角も・・・もうすぐ春が壮んになってくる・・・だから
少なくとも被災を免れた人間は、
本来そこにあったはずの活気を失ってはいけないのだと思います。
僕とネロリが住む伊豆高原でも恒例の桜祭りが中止になりました。
でも、やはり自然の移り変わりに合わせて、
桜の下で
自分たちが本来作ってきた風景を、
逸することなく今年も描いていこう・・・という人々がいました。
そして今も苦難のもとにある多くの人たちを想い、
届けよう被災地へ!というスローガンの下で
伊豆の人たちの間から湧き上がるようにして企画されたのが、
4月2日(土)、3日(日)、9日(土)、10日(日)伊豆高原で開催される、
伊豆の桜の木の下で〜がんばろう!日本!
「東北関東大震災」さくらチャリティイベントです。
(左サイドバーのバナーからも飛べます)今回のノアノアでは、その実行委員でもある
永保 格さんに電話をつないでお話をうかがいました。
伊豆高原でペンション等を営んでいる有志の方々と、
いちはやく救援物資を東北の被災地に送り届ける段取りをつけ、
その延長に企画された今回のイベント・・・とても貴重だと思います。
通常通り恒例として開催されたものではなく、
人々の意思によって蘇るかのようにしての開催。
そしてそこに参加を表明している出店者の皆さん、
身を惜しまず出演を快諾されたプロorアマを問わないアーティストたち・・・
永保さんのお話を聴きながら、
スタジオにはすっかり元気なムードが満ちてくれました。
タイミングが合うようでしたら、是非今週末・・・そして来週末・・・
大室山裾、伊豆高原はさくらの里の会場を訪れてみてください。
日本という島国・・・どこかが辛さを抱えているならば、
比較的恵まれていると自ら思える人には、
今為すべきことが見えてくる・・・
被災地の人々のことを想いに留めながら、
春の日差しと桜の木のもとで元気を迸らせるこのような機会・・・
きっと思い出に残ることとと思います。
スタジオからつないだ電話で元気いっぱいに語ってくれた永保さん、
ありがとうございました!
お贈りしたナンバーは
Stereophonics 
Maybe Tomorrow
Lionel Richie 
Say You Say Me
湘南発 ふたり 
君への手紙
Russell Watson 
Bridge Over Troubled Water/明日にかける橋
ユミカ(次週ゲスト出演)

桜の花が咲く頃
伊東に帰って・・・

途中で寄った書店の駐車場で見上げた空は
たちこめていた白い雲も散り散りになって、青かった。