2007年08月17日

エイジアンパラム〜新井英一物語〜8月16日ノアノア

熱海の街なかで待ち合わせの後、
Ciao!エフエム熱海・湯河原のスタジオに向かった。
今日のノアノアなお客さまは、
その音楽ともに人間としての魅力にも惹きつけられる
新井英一さんだ。

なんてカッコイイ人なんだ!新井英一さんノアノアにゲスト出演♪

アルバム眠る人の中から、CD遠い風をオープニングにしながら
今日のノアノアは生放送開始

18日河津のいりあい村で行われるライヴ情報とともに、
今日のノアノアへのゲスト出演は、
伊豆新聞の下田・賀茂版でも報じられていたが、
番組では、あるがままの新井さんを快く語っていただいた。

誰でも旅に出たいと思う…
遠くに行きたいと思うことがある。

そして本当に旅に出て、
何もなかったところに自分のありかを見つけ、
地に足を付けた人の語る言葉は、
一音一音に意味が刻まれている。


15歳で家を出、21歳でアメリカへ渡った新井英一さん。
とにかく早く旅立ちたい…いつまでも同じところにいたくはない。
そんな想いにかられながら船に乗る…
皿洗いをしながらアメリカの音楽を聴きながらの旅、
そしてやがてニューヨークへ…25歳ではじめてアメリカでギターを手にする…
帰国後、歌手の道へ。

韓国の血を引き、
自らをコリアンジャパニーズと呼ぶ新井さんの歌は、
ずっと旅をつづけてきた人間の生きザマそのものだ。

1995年に、自分の存在のルーツである父親の生まれた土地、
清河(チョンハー)を訪ね、その旅路の想いを歌にした曲、
清河への道〜48番が生まれた。

新井英一さんのアルバムの数々…いちど味わえばもう手放せなくなる…

番組では、新井さんのセレクトでOn-Airナンバーを選曲

どこからでも風が吹く今、
自分の風はやはりアジアの風だ…
そんな思いから歌った曲を最初にOn-Air

るんるんエイジアン・パラム (「アジアの風」、パラムはハングルで風の意)

自分の心のふるさとを訪ね求めながら、
音楽を旅するその道筋で、言葉は異なっても、
心の通じ合う認め合える仲間たちとの多くの出会いも果たしてきた新井さん。
弾圧下のロシアで命懸けで反体制の歌を歌い、
今も伝説的な英雄として語り継げられ、
愛されるウラジーミル・ヴィソーツキーの音楽との出会いもそう…
パリで録音したというそのアルバムからのOn-Airは、

るんるんオオカミ狩り (作曲・作詞ウラジーミル・ヴィソーツキー)

政府に追われ弾圧される民衆を、
狩る者と狩られるオオカミにたとえたこの歌は、
やがてはオオカミが狩人を倒す日を想い見る気持ちを
闘争的なまでに激しく、赤裸々に歌ったもの…
日本語で表現された新井さんのオオカミ狩りは、
聴くものの心をわしづかみにする気迫を強烈に発していた。

新井さんは、1974年、24歳の時に2度目のアメリカの旅に出た。
アルバム「ニューヨークへの旅」にはこう記されている。

ロスアンゼルスで300ドルでオンボロクルマを買い、
ルート66を南回りでニューヨークへ向かった…
ニューヨークへ行けばなにかがきっとある!
ただそう思って夢を走らせた。


そして清河への道の後、
再びギター一本持ってストリートライヴの旅へ…
ブルースをはじめ、アメリカの音楽に
とても惹かれていたという新井さんは、
旅の途中でメンフィスに…

すべてのロックンローラーの伝説の聖地でもある
サン・スタジオにも立ち寄った。
見学時間が終わる夜まで待ち、100ドル札を出して言った。

「これで、俺に1時間だけ、5曲録らせてくれ。」
「お前は何処から来た?」
「日本から来た」
「それをどうする気だ?」
「いや、これは俺の記念だ。あこがれのエルビスが録音した同じ空気の中で、
俺もこん中で声を出してみたい…」


対応してくれた男がオーナーに電話で確認。オーナーの返事は、
「わかった、そいつにOK出しとけ。」〜交渉成立。
ギター1本で小さなカセットテープに5曲吹きこんだ。

放送後、新井さんと別れてから気が付いたのだが、
奇遇なことだが、新井さんがこの話しを語ってくれた
今日8月16日は、
ぴかぴか(新しい)エルビス・プレスリー30年目の命日でもあった。
こんなタイミングでメンフィスの話し
まったく何気なく語っている新井英一さんは、
やっぱりすごいというほかはない。

そんな思い出を重ね合わせて、
ミシシッピの流れを見つめた時に感じたことを、
R&Bスタイルで歌ったのが、

るんるんミシシッピ

ちなみにこの曲、相棒のギターリスト、
高橋望さんのエレキギターがえらくカッコイイ!
さて、話しは彼との出会いのエピソードに…

新井英一さんと高橋望さんの出会いは、新宿のガード下…
清河から36歳で帰ってきた頃、まずは道端で歌おうと、
西口と東口のカード下でストリートライヴをしていた。

自分が弾いてたら、
たまたまアイツもどこかで歌ってきたみたいで、
俺の横でギターを弾き始めてた。

「今度はいつ来るの?」というから、
「このあとは大阪でライヴだ」と言ったら、「オレも連れていってくれ」という。
俺もそんな連れて行くほどじゃないし、ギャラも払えないし、
場所だけ教えたら、アイツはヒッチハイクで大阪まで来た。


それから20年、ふたりの付き合いは続いている。
なんともえらくブルースな出会いじゃないか…
としか言いようのない、いい話だ。

新井英一さん&ネロリ

最後に時間ギリギリでトークに絡めながらOn-Airしたのは、
新井さんが、自主制作で、一日限り、全曲一発録りではじめてつくった
記念すべきアルバム、ブルースを歌おうの中に収められている、
これもこの曲としてははじめてのバージョンである、

るんるん清河への道 (チョンハーへの道)

この曲は韓国、清河への旅を歌い、
のちに48番までつづられ、大曲となっていく…
やがて筑紫哲也さんのニュース23で流れ、
人々の心をゆさぶり、共感を得、
レコード大賞「アルバム賞」の受賞にまで結び付く
新井英一さんの自伝的ナンバーだ。

河津でのライヴは8月18日(土)18:00に、
150年前の日本の古民家を復活させた、
まるで時の流れをさかのぼったような空間で行われる…
ご予約・お問い合わせは、
090-7005-4760(吉岡)まで

いにしえから今に残る木造の日本家屋の中に、
新井英一さんの豪快で艶やかな歌声が響き、
繊細で力のこもった高橋望さんのギターが冴え渡る…
間違いなく、訪れるすべての人の五感を魅了するライヴとなるだろう。

番組終了2分前…最後に新井さんからのメッセージ

ぴかぴか(新しい)是非、お会いしたいと思います。
ライヴを通して、人とふれあい、知り合って、
お互いにいいキッカケができて、人生の時を
気持ちよく過ごせたらいいなと、
シンパラム…新しい風を吹かせていきたいと思っています。
どこかでまた会いましょう。。。


あっという間の1時間でした。
熱海のスタジオまでおいでいただいた新井さん、
ありがとうございました。ぴかぴか(新しい)

そしてこの記事の最後に
番組を通じてボクが感じた新井英一さんの印象をひとこと

オイオイ…なんてカッコイイ人なんだ!
posted by フランキン at 01:51| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲスト&アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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