吊り橋などのスポットで観光客が賑わうルートからではなく、どちらかというとマイナーな角度からのアプローチ。僕たちはいつも「いがいが根」のパーキングに車を停めて、すぐそこから始まる海岸へとつづく森の中に分け入ります。木々がもたらす影の下を歩くこと5分ほど・・・森を抜けてやがて視界がサァーっと拓けると、波の音、風の音、青い空と蒼い海が視界いっぱいに広がるゴツゴツした岩だらけの場所、「かんのんヶ浜」に行き着きます。
そしてそこからさらに歩いて5分ほどのところにある岩場を乗り越えて海へと接近すると、これが見えます。ほとんどの観光客の人たちは、この場所にこんなものがあるなんて、まったく知りません。みんな通り抜けていきます。
今日はちょうど僕らが此処にいる時に、東京から旅行で訪れている50代くらいの温かな雰囲気のご夫婦が通りかかりました。
「〇▽◇は見ましたか?」と僕。
「いいえ、なんですか?それは・・・」とご夫婦。
ちょっと説明すると、
「そんなのが此処にあるんですか!?」と興味津々なご様子。
「それじゃ良かったらご案内しましょう」と僕。
ちょっとした語り部の気分でご夫婦をサポートしつつ、少しだけ気を付けながら岩を登り、そして眼下に見たそれは?おふたりとも伊豆には何度も訪れているのだそうですが、こんなものを見たのは初めてだ!と、大感激のご様子でした。^^ どうやら伊豆の旅路のワクワクの土産話のひとつに貢献できたようです。
動画は今日僕がその場で撮影したものです。途中風の音がバサバサうるさいですが、雰囲気だけでも味わってみてください。なかなか見れないものですよ。

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