2013年02月05日

わずか一文字で違ってくる

函南の方へ出かけてネロリさんと二人して昼ごろに立ち寄ったのが、静岡県ではよく見かける五味八珍というラーメン&中華料理のファミレスでした。590円でランチをいただけるとしたら、かなりリーズナブルな気がしますが、今日は二人してそれぞれ、鳥から揚げとお好みのラーメン、そしてご飯がついた定食スタイルのランチメニュー、いやはやボリュームたっぷり、食べる前から満足してしまいました。

さて、今日この店で注文を取りに来てくれたのが珍しく男性の店員さんで、この店員さんがお客様と話す時の発声がなんともすっきりしっかりしていて心地よい・・・明快さと温かみを兼ねた印象の若者でした。

そしてこの記事を書こうと思ったのは、彼がごく自然に発した言葉の中の、わずか一文字の違いによる大変素晴らしい食事空間の変化を経験したような気がしたからなのです。

から揚げ・ラーメン・ご飯。ラーメンは醤油ラーメンと味噌ラーメンのふたつから選べるようになっていまして、その説明の時に先ほどの彼がかけてくれた言葉が次のようなものでした。

「ラーメンは、お醤油のお味のものとお味噌のものとがございます。どちらをお選びになりますか?」

作業服を着た職人さんやら、スーツ姿の営業サラリーマン、散歩中の高齢者のご夫婦・・・いかにも庶民的な人々の姿があふれる店内で幾人もの店員さんが動き回り注文をとる中で、僅か一文字・・・醤油の頭に「お」、味噌の頭にも「お」を付して、「お醤油のお味」「お味噌のお味」と言うだけで、なんとも今からいただくものがより素敵に感じられる日本語の妙もそうですが、気遣いからなのか教育からなのか?とにかく明らかに食事の時間の満足度がこの一文字≠フ言葉の使い方ひとつで大きく変わって感じられた今日のランチタイムでした。

環境や仕事慣れ等々、いろんな理由で言葉というのは次第にぞんざいになっていくことがありますが、自分の口から発せられる言葉の選択やそれによって表れてくる自分の内側というものに、なんとなく気持ちが向けられもしました。

外食チェーン店、そして590円という低価格・・・それほど大きな期待をして入ったわけではなく、財布の中身にもさしかかった昼の時間にもちょうど良いという簡易的都合で入ったに過ぎなかったのですが、メニューの「注文」という殆ど瞬間的でしかない関わりの中で、ひとりの人間がいかに良い影響の広がりというか輪というか、そういうものを表し得るか・・・そんなことをつくづく考えさせられたのでした。きっとこんなふうにして、人の一日というのはわずかずつ善いものを与え合いながら、一日の終わりに、「今日はよい日だった」・・・という印象へとつながって過ぎていくのですね。


posted by フランキン at 21:48| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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