「季節外れの弱々しい蚊を、古人達は「哀れ蚊」と呼び、手で打ったり、除虫香をたいたり、という事をしなかった、と言います。『粋』などという言葉以前に、我々日本人の生命観を表す、優しい話だと思います。」
こんな時・・・ふと想います。この小さな虫が僕の目に留まったという出来事はあまりに小さな出来事だけど・・・意味はあるのだろうか? あってもなくても・・・降って湧いたようにして生まれたこのテントウムシとの関わりに何やら気持ちの中から引き出されてくるもの柔らかな感覚がある。外は冷たい夜の雨だし・・・テントウムシのために・・・お茶を入れ直なおしてあげたくなりましたが、ほどよい熱をじんわりと発するテレビのスウィッチを入れて、そばに運んであげました。