2011年01月07日

初めからそこに在った道・・・それを見出すことの価値と喜び〜熊野古道

2011年最初のノアノアな風をうけては、
1月6日(木)午後2時からのスタートでした。
フランキンネロリ
そしてトラベルキャスターの
津田令子さんを交え、
3人で楽しく新年はじめての生放送でした。

そして今回のノアノアのテーマは、
ちょっと時空を越えたお話・・・
ユネスコ世界遺産にも登録され、今や世界中に
そのいにしえの姿と価値が知られるようになった
熊野古道・・・

スタジオから電話をつないで
ラジオでのトークに加わっていただいたのは、
三重県にある熊野古道の
埋もれていた伊瀬ルートの発掘に尽力し、
熊野古道が世界遺産に認定されるに至るまで
多大な貢献をしてこられた、
熊野にこの人在り!の語り部、三石学氏でした。

サーチ(調べる)↓写真をクリックしていただくと拡大された鮮明な画像をご覧いただけます。雑誌「ACT4」2010年2・3月号掲載「野を愛する人たち」での三石氏
「ACT4」2010年2・3月号より 発掘作業中の三石氏

土に埋もれ、
その上に木々さえ生え茂った古の道・・・
その再見を夢見て
足の下の土に隠れた石畳を一歩一歩掘り起こした
15年という歳月・・・
周囲からの理解がすぐに得られたわけではなく、
自らの手で道を発掘していくその作業の日々は、
苦難に満ちていました。

ずっとそこに在り続け、
そして今や見いだされたかけがえのない価値あるもの・・・
古道の石畳が姿を現した時には、
思わず頬ずりさえしたくなったといいます。

三石氏のお話からは、
苦労の果てに成し遂げたことへの
達成感と喜びを感じるとともに、
自分たちが価値を創り出したのでは決してなく、
いにしえより初めからそこに在った価値を
再び見い出したにすぎない・・・
そんな謙虚さを感じます。

もしかしたら僕らのまわりにも、
いつしか僕ら自身が埋もれさせてしまってきた
本当は少しも変わらない価値あるものが
どこかに息づいているかもしれないですね。

次々に新たに創り出される価値の登場とともに、
あらゆるものが巻き上げられるように移り変わり、
そのスピードはますます速くなりつつあります。

でも・・・この熊野古道の存在が象徴するように、
初めからそこに在りつづけ、僕らがただ見い出し、
感じ取り大切にすることからこそ始まるもの

きっとあるのではないでしょうか。

話は少し逸れますが、
僕とネロリが伊豆に移り住んでから7年が経ちます。
世界的な不況の影響はこの土地の経済にも確かに及んでおり、
人々は今から先のこの土地の未来に不安を感じています。
何か新しい価値を創り出し
再び以前のような活気を取り戻さなければ・・・
確かにそうです。

でも、もしかしたら答えのうちのどれかは、
僕らが日毎に目にしているもの・・・
そしていつのまにか目に慣れてしまった事々の中に、
悠然と息づいていたり
するのかもしれません。
そのひとつが、伊豆半島という
日本列島の中でも特異な地理環境が創りあげてきた大自然の形と、
そこに育まれてきた人間たちの精神性です。

15年間にわたって
古道を掘り続けてきた三石学氏の言葉には、
為すべきことを、
もしはじめから定めて生まれてくるのだとすれば、
その為すべきことに出会い、
まさに天職の自覚を肌で感じながら日々を生きる人の
言葉の確かさ
を感じます。

降り積もる時の中にいつしか埋もれ、
人の世の移り変わりとともに消えていった道・・・

千年を超える時の流れの中に、
自らの生命の姿と向き合うため
この世に生をうけ地を往き廻った数知れない人たちが、
命そのものを注ぎ出すようにして歩いた。

熊野古道を歩いてみたい・・・

歩をすすめるにつれて目に入る風景のひとつひとつに、
僕は何を感じ、想うことだろう。

道なき山の中に道を求め・・・
はじめからそこにあった道を見いだす。
ひたすらその価値を見つめ、
歳月を投じて身を費やす人々がいた。

小さきことの日の出来事は
やがて世界にこの古道の存在を知らしめ、
大自然と生命と人間の精神性を重んじる人々の訪れ誘い、
時空を越えた自分自身の再見へとつながっていく・・・


今回のノアノア・・・
実に学びの多い生放送でした!!
ともにスタジオで仲間として加わってくれた
津田令子さん!そして、遙々熊野から想いを伝えてくれた
三石学ぶさん!!ご出演ありがとうございました!!

お贈りしたナンバーは

サーチ(調べる)清心(きよみ)
 るんるん心のふるさと

サーチ(調べる)柴田 淳
 るんるん白い世界

サーチ(調べる)矢吹紫帆&矢中鷹光
 るんるん古道を渡る風 (三石 学氏 セレクト曲)

夕方・・・自分が立った場所から1日の名残に想いをはせる・・・
夕刻・・・日が沈んだばかりの山々に目をむけた。
posted by フランキン at 14:57| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 津田令子の「旅の香り」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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