小さな頃にテレビで見たフランス映画
「冒険者たち」(Les Aventuriers)です。
その主人公のひとり、「マヌー」を演じていたのが
アラン・ドロンであり、吹き替えはもちろん野沢那智さんでした。
小さな頃、映画をテレビで見ることが多かった自分にとって、
声優は物語と俳優そのものであり、
いつまでも残りつづける映画の記憶を決定づけました。
「冒険者たち」は、もちろん仏語の原板も大好きですが、
野沢那智さんのアラン・ドロンの「マヌー」と、
森山周一郎さんのリノ・バンチュラの「ロラン」の声は、
きっとこれからも僕にとっての「冒険者たち」の記憶となっていくのでしょう。
きっと同じ記憶を持つ人は多いんじゃないかな?
白石冬美さんとの絶妙なペアでの木曜深夜のTBSラジオ番組、
「パック・イン・ミュージック」(水パ)は、
やはり忘れられない思い出です。
ここからちょこっと聴けます。
僕が映画が好きになった機会をたくさん作ってくれた
一時代を築いた声優さんたちの声が、
時とともに次第に聴けなくなっていくのは、やはり寂しい・・・
野沢那智さん、ご冥福をお祈りします。
