2009年10月04日

NORTH COUNTRY(邦題スタンドアップ)

スタンドアップ 特別版 [DVD]


映画のテーマはズバリ
男性社会の中における女性への激しい蔑視、嫌がらせ…
舞台はアメリカ北部 雪降るミネソタ州に操業する鉱山
女性は男性30人に1人の割合という職場…

不況に伴い職にあぶれる男性たちも多い世の中
男だけの働き場所であった職場に女性が入ってくることに
違和感と蔑みを覚える男性たち…
あからさまな性的嫌がらせに走る男たちと
職を奪われまいとジッと耐え続ける女性たち

この作品はひとりのシングルマザーが
男性主体の職場の中で激しく傷つけられながら
世界で初めて職場でのセクハラに対する
集団訴訟に打って出る姿を描いた
実話を映画化したものでした

同じ辛さを経験しながらも
泣き寝入りせざるを得ない人たち…
絶対動きそうにない職場文化と大きな権力に
孤立無援で立ち向かうことの怖さと孤独

本当に自分を他と異ならせるということには勇気が要る

事を荒立てなければ職を失うことはない…でも
いつ終わるとも判らない辛さに満ちた毎日はこれからも続く
でも…彼女は立ち上がる

この映画は決して「エリン・ブロコビッチ」の様な
サクセス・ストーリーではないと思う
非常にデリケートにそして淡々と
自分と自分の子供たちとの関係や
人生を取り戻そうと苦闘するひとりの女性を丁寧に描いている

NORTH COUNTRY

ニキ・カーロという監督も初めて知りました
圧倒的な男性社会とその荒々しい文化の中で
線の細さを保ちながらも
生きているという感覚を取り戻そうとする主人公の姿を
派手さを少しも感じさせることなく実に淡々と演出している
なかなか好感を持ちました

シャーリーズ・セロンの演技も素晴らしかった!
このごろ良く見るようになったショーン・ビーン
とても良い味をだしています
(LORのボロミア役が大好きでした)

ところで邦題というのはどうしてこうなってしまうのかな?
原題(NORTH COUNTRY)の方が
この映画のテーマと扱われている出来事の意味を
よく表していると思う
世界を変える動きが始まったのは
とある北の地方にいたひとりの女性からなんですよね

それにしてもシシー・スペイセクが年をとったように見えて
チョッと驚いたな〜
でもリチャード・ジェンキンズとの夫婦…
なかなか良かったです
シャーリーズの友達であり、女性社員としての理解ある先輩役
フランシス・マクドーマンドの演技もとても感銘を受けました。

実際の裁判は1998年まで争われていたといいます
いろいろと考えさせられる映画でした。


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posted by フランキン at 08:16| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | あの映画見た?この本読んだ? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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