行ってきました!!
僕とネロリとしては2年ぶりの
演劇集団シアターワン観劇!!
池田和良さんふんする「レイジー」と有馬ゆみこさんふんする「ピピ」がご挨拶・・・ちょっとしたテーマパーク感覚!? 僕とネロリのシアターワン観劇は、
2005年の11月に行われた公演がはじめてだったのですが、
この時は作・演出の一の宮はじめ先生と主演の有馬ゆみこさんが
公演PRのためのラジオゲスト出演にここ伊豆にまで来てくれて、
フランキンとネロリがパーソナリティを
当時務めていたFM伊東なぎさステーションと
今も活動しているエフエムCiao!熱海湯河原…
2つのラジオ局におふたりを
飲まず食わずのまま連れ回して生放送したという思い出があります。
新幹線で伊豆にスパっとやってきた有馬ゆみこさんと、
踊り子号でゆっくりコツコツやってきた一の宮先生との会話が
メチャクチャおもしろかったのを憶えています。
さて、
旗揚げ10周年記念公演
シアターワン・フェスティバル2010と題しての今回の公演・・・
いつもとは少し赴きを変えて、
シアターワンのこれまでの10年間の軌跡を感じさせる
秘蔵のアーカイブ映像の上映からスタート!
フランキンとネロリが知らなかった
シアターワンのルーツにも触れる
ジャズシンガーという舞台…
映し出された過ぎし日のこの傑作舞台は、
一部を切り取ったスクリーン映像を観ただけでも、
そのエンターテインメント性と繊細なドラマ性、
そして観る人の肩の力をスッと思わず抜いてくれるような、
一の宮はじめ先生の演出ならではの
笑いのサービスに溢れた作品でした。
中でも
菅原あき さんと
有馬ゆみこさんという、
ふたりの女優のヴォーカルバトルのすさまじさ…
「ジャズシンガー」での菅原あきさんと有馬ゆみこさんのヴォーカルバトルシアターワンの初期を知らずにこの舞台を見逃していたことを、
今更ながらに後悔をさせられるような思いがして、
改めて、アメリカのエンターテインメントの凄さに触れ、
日本のジャズダンサーの草分け的な存在として
身をもってそれを体現してきた
一の宮はじめ先生の世界を感じ、
同時に多くの名作ミュージカル作品を歴史に残して一時代を築いた
MGMミュージカルのすばらしさを思い出したりもしてしまいました。
そのジャズシンガーの映像からスタートして、
シアターワンがこれまで上演してきた数々の舞台、
演ずるひとりひとりが心を込めて
創りあげてきたキャラクターたち
そして
多彩なゲストアーティストたちの懐かしい姿…
最初の30分のアーカイブスを観ただけでも、
「今日来て良かったなぁ…」と思ったフランキン&ネロリなのでした。
さて、そんな思い出に浸りながら迎えた今回の公演の主演目…
あざみ野市という、
神奈川県の何処かに本当にありそうなでも架空の街のイベントで
コーラス隊を結成するというところから始まった、
ドタバタの騒動を描いた笑いと笑い(涙はどこだァ)に溢れた舞台…
とにかく、演ずることが楽しくて仕方ない!
そんな役者さんの気持ちがびんびんと伝わってくる舞台でした。
2020年のあざみ野市は市役所も巻き込んでの大騒ぎ!!スポットライトに浮かぶ舞台というのは、
ともするとそれを観る観客とは異なる世界にあり、
その隔絶性がひとつの場として物語を目前に創出したりするものですが、
一の宮はじめ先生の演劇への想いというのは、
演ずる側と観る側との距離を徹底的に縮めていき、
演劇は大衆のものであって、もっともっと気軽に入り込める
パラレルワールドなんだというコダワリを感じるんです。
気取ったところや格式張ったところが微塵もない…
そこには過去に一の宮先生も主要な形で関わってきた
あの飾らない、そして懐かしい
「全員集合!」的な軽やかさと、
だからこそ疎かにできない笑いのポイントと、
それを理解した上で舞台に立つ新旧の役者さんたちの
創っていくことの熱意と喜びが感じられるんですね。
ドタバタと盛り上がっていく一の宮パラレルワールドなのだ!!女優でありシンガーでもあり劇団の中心的な存在である
有馬ゆみこさんが演ずる分身キャラ・・・
あの醒めた物言いと本当は優しさと愛を求めているに違いない
ゆみ子さんのパラレルキャラである
あざみ野珠子・・・
フランキンもネロリも大好きです。
もし本当に彼女が存在していたら友達になりたい!
左 あざみ野珠子・・・愛を求めるこの醒めキャラがいいんだよなぁ〜右 とにかく・・・この人はなんでも100%!!有馬ゆみこさんさて、舞台は
2020年のあざみ野市役所・・・という設定。
この時間的舞台設定に、
演劇集団シアターワンが、旗揚げ10年という一区切りをつけながら、
大衆と演劇との距離をグイグイと縮めていく一の宮ワールドが、
未来に向かってグイグイと身を伸ばしていくことを確信しています。
フランキンとネロリも、
これまでの10年すべてを知るわけではないですが、
少なくともここ5〜6年はその世界に引き込まれ、
毎年存分に楽しませてもらいました。
というわけで、
ここから始まる10年間にも、
大いに期待をしたいと想います。
チクタク・・・チクタク・・・時が流れていく・・・
舞台にスポットがあたり、
いくつもの場面が通り過ぎていく・・・
いつしか観客席には人が溢れ、笑ったり涙をうかべたり・・・
そう・・・人間には物語が必要だ。
舞台で演じられるストーリーとともに、
肩をならべてそれを創りあげていくことの
楽しさと清々しさ体現してきた、
演劇集団シアターワンの軌跡に、
途切れることのない物語を感じた2010年の公演だった。
チクタク・・・チクタク・・・時はこれからも流れていく・・・
いつしか、きっとまた再び僕は満員になった観客席から、
彼らのあの舞台を見つめていることだろう。
ありがとう。
2010年12月5日演劇集団シアターワン旗揚げ10周年記念公演
シアターワン・フェスティバル2010 フィナーレ
ラストコーラスナンバーは一の宮はじめ作詞/作曲「時間の旅」
posted by フランキン at 01:46| 静岡 ☀|
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